君の一番に 続き



※やってるだけ、エロ100%のひどい内容です



「ん、光忠くん……」
 光忠がの耳たぶにキスをする。柔らかい耳たぶの感触を楽しむように食んだ後、舌で耳の裏側を舐め始めた。いきなりの湿った感触と、そんなところを舐められるという衝撃で顔を背けて逃げようとする。だが、光忠は身を乗り出しての耳を執拗に舐める。しっかりとの体を抱いており、これ以上は首をそらせないので逃げられない状況だ。
「んっ、や、やだそんなとこ」
「相変わらず、耳弱いんだね」
「ひゃ、あ、しゃべらないでっ……」
「どうして? 気持ちいい?」
 光忠の低い声が直接耳に吹き込まれる。しかも耳を口に含んだままの状態でしゃべっているので、耳たぶも同時に刺激されているのである。はたまらずに体をはねさせる。光忠は本当にを舐めることが好きらしく、最初の一夜以来、行為に及ぶ際は必ずどこかしらを丹念に舌で嬲られる。今回の標的は耳らしい。
「だめ、んっ、だめだよ、これ以上は……」
「何がだめなんだい? 僕は耳を舐めてるだけだよ。そんないやらしい声出して……エッチな気分になっちゃった?」
「あっ、山姥切くんが、帰ってきちゃうよ」
「まだ大丈夫だよ。だから、もう少し……もっとエッチなこと、しようよ」
 興奮して熱くなった吐息を耳に吹きかけられ、は体の芯が熱くなるのを感じた。顎に手をかけられて顔を光忠のほうへ向かされると、熱いくちびるがのくちびるに触れた。すぐに舌を入れられて口内をかき混ぜられる。深く長いキスに意識を持っていかれている間に、光忠の手はの服を脱がしにかかる。
「あっ、だめ、光忠く、んっ」
 乱れた服の隙間から侵入してきた手が、の胸元をまさぐる。かすめるようにして乳首を刺激され、は小さく声を上げた。
「ここ、こんなに固くなってるよ。耳、気持ち良かったんだ?」
「ひゃ、あっ」
 コリコリと固くなった乳首を押しつぶしながら、再び耳を食む光忠。くちゅくちゅ、という唾液の音が直接脳に響く。それだけでの体は熱くなっていく。
 耳への愛撫で大人しくなったの脚を手で開かせ、内腿を撫でながら脚の中心へと行き着く。入り口の周りまで濡れそぼっている状態を指で確認すると、光忠はの耳を舐めながら笑い声を上げた。
「すごい、ほとんど耳しかいじってないのに、のここすごく濡れてるよ」
「や、やだ、言わないで」
「いやらしいご主人様だ。エッチな汁が服に垂れる前に、舐め取ってあげないとね」
 そう言って光忠は耳たぶを最後に強く吸ってから、もはや力が抜けて抵抗できないの体を寝かせた。脚を大きく開かせてその中心へと吸い付く。音を立ててから溢れる愛液を吸い取ったかと思えば、舌でめちゃくちゃに舐めしゃぶる。ずずっ、じゅるじゅる、という大きな音が部屋に響き、は羞恥と快感に顔を真っ赤にした。
「やっ、ああっ、そ、んな音、立てないでぇっ」
「いやらしいがいけないんだよ。ほら、吸い取っても吸い取っても溢れてくるよ、エッチな汁が」
「んっ、ふ、っ」
 大きく響く音が部屋の外に聞こえてしまうのではないかと、は気が気でない。自分の声も否応なしに大きくなっている。慌てて口を手で塞ぐが、効果があるのかどうかはわからなかった。
 光忠は変わらずの下の口へキスをしている。基本的に、光忠はが一度果てるまで舌での愛撫をやめない。もういっそ一度果ててしまって、部屋に山姥切が帰ってくるまでに早く行為を済ませてしまおうかと思うが、果ててしまえば自分の声がどれだけ大きくなってしまうのかわからない。それが気になっては絶頂を我慢していた。
「いきそう? 腰がガクガクしてるよ。我慢しないで、いってもいいんだよ」
「だって、んっ、こんなところじゃ、やだ、んんっ」
「こんなところ? じゃあ寝室ならいいのかい?」
 と言うと、光忠はから離れ、部屋の奥へと続く襖を開けて、を布団も何も敷かれてない寝室へ運んだ。を畳の上に寝かせ、襖を閉め直すと再びへ覆いかぶさった。中途半端に脱げた服を手早く脱がし、傍へ放る。自分の服も脱いで全裸になると、待ち切れないといった様子での股間へ顔を埋めた。
「ああっ、光忠、くんっ」
 容赦なく舐めしゃぶられ、は一気に絶頂へと追い立てられた。ずずっ、と一際大きく音を立てて秘所を吸われて背をのけぞらせた。力が抜けてだるくなった脚を掴まれ、光忠の天を向いた剛直が割れ目に擦り付けられる。くちゅ、と音が聞こえたかと思うと、一気に奥まで剛直を突き立てられた。
「ひゃああっ、あ、みつ、ただく、ああっ」
っ……!」
 直後から腰を打ち付けられ、高く嬌声を上げる。奥へ奥へとぐいぐい押してくる光忠の激しい動きによって、の素肌が畳で擦れる。痛いのかもしれないが、今は強すぎる快感でそれを感じている余裕がなかった。
「あ、あっ、やあっ」
「ああ、すごい……の中、すごいよっ……」
「ああっ、激し、すぎっ……!」
「ん? 激しいの、だめ? ゆっくりがいい?」
 光忠はそう言うと動きを止めた。が強すぎる快感でつぶっていた目を開けて光忠を見ると、彼はゆっくりとの中から自分のものを引き抜く。抜け切るギリギリまで引くと、一気に奥へと突き立てる。が嬌声を上げて体を震わせると、またゆっくりと引き抜く。そしてまた一気に奥へ。それを繰り返す。
「んああっ、光忠くん……ああっ」
「ゆっくり、気持ちいい? 腰を引く時、ぎゅうぎゅう絡みついてくるよ、の中」
 光忠の言う通り、彼が腰を引く時のゆっくりとした動きがもどかしくて、中がぎゅう、と狭まるのがわかる。まるで彼を離すまいとしているかのように。それに加え、腰も彼の方へと動いていた。突き立てられる際に、より奥まで届くようにするためのような行動を無意識にとってしまっている。そして奥へと光忠が打ち付ける度に、目の前がチカチカするような快感が走る。声を我慢するなどと意識すらできない。光忠がの痴態を見て、満足そうに笑った。
「腰を僕のほうに押し付けたりして、本当にエッチなご主人様だね、は」
「ああっ、そ、れ、もう無理っ……ああっ」
「やっぱり激しいのがいい? わかったよ、ほら、四つん這いになって」
 言葉を光忠の都合のいい方へ勝手に解釈されても、情事の主導権は完全に光忠のもので、は光忠の思い通りに動くことしかできなかった。体をうつ伏せにして力の入らない腰をなんとか高く上げる。光忠に腰を掴まれ、今度はゆっくりと中へ侵入される。
「う、ああっ……」
「ああ……すごい、やっぱり後ろからの体位が君の一番奥まで行けるね。気持ちいい?」
「ん……気持ち、いい……んんっ!」
「素直に言えたね。ご褒美に、めちゃくちゃに犯してあげるよ……!」
「あ、あ、ああっ!」
 言うや否や、激しく動きだした光忠。奥まで問答無用で届く体勢で激しく突き上げられ、あられもない声を上げる。あまりの強い快感から逃げようと腰を引くが、光忠にしっかりと掴まれて逆に引き寄せられた。四つん這いだった体勢は、腕に力が入らずに尻だけを高く上げる体勢になった。
 肌と肌がぶつかり合う音が寝室に鳴り響く。畳の上にの汗が落ちる。光忠の汗も、の体の上に降ってきている。光忠の息が上がり、獣のような低い唸り声が聞こえたかと思うと、の体に覆いかぶさるようにして抱きついてきた。そして、の耳たぶを夢中で舌で嬲る。
、いくよ、僕もいく……! 中に出すよ、っ……!」
「あっ、はぁっ、あああっ!」
 ぐっと腰を押し付けられ、中で光忠のものが脈打った。熱い精が中に広がっていくのを感じながら、も全身から力を抜いた。
 しばらくうつ伏せのまま汗まみれの体をくっつけ合っていたが、光忠の息が整うと、彼はゆっくりと自分のものを引き抜き、体を離した。塞がっていた入り口の方へ、中に放たれた精液が流れていく。畳を汚す前になんとかしなければと、は体を起こした。とりあえず手で秘所を覆う。光忠は、精液に汚れたの秘所をじっと見つめていた。
「もう、後が大変だから中に出しちゃだめって言ったのに……」
「ごめんごめん、君のエッチな穴が僕の精液で汚れてるのを見るのが好きだから、つい」
「……はい?」
「すごくいやらしいよ、精液濡れの君。無理矢理強姦された後みたいだ」
「なっ、何言って……!?」
 あまりの言い草に憤慨して光忠を睨むと、彼の下半身が目に入った。むくむくと勃ち上がっているそれを見て、は思わず後ずさった。
「興奮してきちゃった。ねえ、もう一回しよう?」
「む、無理だよ! いい加減仕事しないと……山姥切くんだって戻ってくるし」
「でもこれ、もうこんなになっちゃったよ。半勃ちどころじゃない、完全に勃っちゃった」
「だめったらだめ! あ、やだ、押し付けないで……!」
 光忠が自分のものの状態をよく見せるためかわからないが、立ち上がっての顔に擦り付けようとする。思わず顔を背けてそれを回避する。
「だめ?」
「せ、せめて夜まで待ってよ。今はこれ以上だめだってば」
「ええー、お預け?」
 これ以上光忠に付き合っていると流されてしまいそうで、服を着ることにする。だがその前に中から出てくる精液をどうにかしなければいけない。拭く物を探して室内を見渡していると、光忠がの腕をつかんできた。
「わかったよ、夜までエッチは我慢するから、せめて今、見抜きさせてくれないかい?」
「え、見抜きって……まさか……」
 初めて聞く単語だったが、言葉の意味を考えると嫌な予感がしては眉をひそめた。言葉の意味を察したに、光忠はにっこりと笑って頷いた。
「そうそう、服を着る前に、精液濡れの君を見ながら抜かせてよ。どの道、こんな状態じゃ抜かないと無理だよ」
「えええ……」
 爽やかな光忠の笑顔とは裏腹に、彼の要求はまったく爽やかさのかけらもない。普段は恋人のお願いならなんでも聞いてやりたいところだが、この要求にはさすがのも引かざるを得ない。確かに、一度完全に勃起してしまったら射精しなければつらいだろうが、それは自分でこっそりと処理してもらえないのだろうか。
「ねえ、だめ? こんな状態になったのはのせいなんだから、いいだろう?」
「う、ちょ、擦り付けないで……! もう、わかったから……」
「本当? ありがとう、
 再び顔にいきり立ったものを擦り付けられる。引き下がる様子を見せない光忠に、がついに折れると、光忠はにっこりと顔をほころばせた。この嬉しそうな顔を見ると、何も言えなくなる。やはり恋人の笑顔は何にも変えがたいもので、多少の不満は引っ込んでしまうのだ。
 しかし、その後見抜きのためと言って脚を開かされ、手をいやらしく股間に添えてくれとの要求をされた時には、はさすがに閉口を禁じえなかった。


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